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な行

投資の用語ナビ - な行 -

資産運用で使われる専門用語を、わかりやすく整理した用語集です。単なる定義ではなく、使われる場面や用語同士の関係まで解説し、判断の前提となる理解を整えます。

Terms

年金移行特約

年金移行特約とは、終身保険や養老保険などで積み立てた解約返戻金を、契約途中や満期時に一括で受け取る代わりに、一定期間または終身にわたって年金形式で受け取れるように切り替える追加契約です。 これにより、まとまった資金を一度に受け取るリスクを避けながら、老後の生活費を計画的に確保できる点が大きなメリットとなります。年金の受取方法には確定年金や終身年金など複数のパターンがあり、開始年齢や受取期間、利率のタイプ(固定・変動)を選べる場合もあります。 移行により保険契約は年金保険として扱われるため、税制や解約返戻金の扱いが変わることがあるほか、公的年金や退職金とのバランスを考慮して選択することが重要です。

年金請求書

年金請求書とは、年金を受け取る権利がある人が、公的年金を実際に受け取るために提出する書類のことです。 日本では、老齢年金や遺族年金、障害年金などの受給を開始する際に、この請求書を年金事務所に提出する必要があります。年齢や加入期間、受給条件を満たしていても、この請求書を提出しない限り年金の受け取りは始まりません。 手続きには本人確認書類や口座情報なども必要で、正確な記入と準備が重要です。投資初心者の方にも、年金は老後資金の柱の一つとなるため、この請求手続きについて理解しておくことは大切です。

長生きリスク(長寿リスク)

長生きリスクとは、自分の寿命が予想よりも長くなることで、老後の生活資金が不足してしまう可能性があるリスクのことを指します。 医療の発達や生活環境の改善によって平均寿命が延びている中、年金や貯蓄だけでは十分な生活を続けられない事態が起こりやすくなっています。 このリスクを踏まえて、長期的な資産運用や保険の活用など、老後の生活を支えるための計画がますます重要になっています。投資初心者の方も、老後の資金をどう確保するかという視点で、このリスクについて考えることが大切です。

ニューバーガー・バーマン

ニューバーガー・バーマン(Neuberger Berman)は、1939年にアメリカ・ニューヨークで創業された、独立系で従業員が100%出資する資産運用会社です。世界26カ国39都市に拠点を持ち、株式や債券、プライベート・エクイティ、ヘッジファンド、不動産といった多様な資産クラスを運用しており、2024年には運用資産残高が約5,080億ドル(日本では10兆円超)に達しました。独立系であるため外部株主の影響を受けず、全従業員が投資パフォーマンスに責任を持つ姿勢は、高い運用成果と社員定着率につながっています。日本では2004年から機関投資家向けにサービスを提供し、2011年以降は個人向け投資信託でも当社の戦略が採用されており、市場に幅広く浸透しています。

ノンリコースローン

ノンリコースローンとは、借入者が返済不能になった場合でも、貸し手が担保物件以外の資産に対して返済を請求できないタイプの融資のことです。つまり、返済の責任は担保に限定されており、万が一ローンを返せなくなっても、借入者の他の財産には影響が及ばない仕組みです。 このようなローンは主に不動産投資やプロジェクトファイナンスなどで用いられ、投資家にとってはリスク限定型の資金調達手段とされています。一方、貸し手側にとっては回収リスクが高まるため、通常は担保評価を厳しく行い、金利もリコースローンに比べて高めに設定される傾向があります。資産運用においては、リスクとリターンをどう分配するかという視点から重要な意味を持つローン形態です。

任意組合

任意組合とは、複数の人が共同で事業を行うことを目的として、契約によって設立される組合形態の一つです。法人格は持たず、法律上は「組合員」の集合体として扱われます。組合員は原則として「無限責任」を負い、自分の持分比率に応じて利益を受け取ったり、損失を負担したりします。 不動産の共同投資や投資ファンドの構成などで使われることがあり、匿名組合と比較して組合員の意思決定や関与の自由度が高いのが特徴です。契約内容によって運営ルールや利益分配の方法を柔軟に設定できる一方で、責任範囲が広いため、組合員同士の信頼関係や契約内容の明確化が非常に重要になります。

日本型オペレーティングリース(JOLCO)

日本型オペレーティングリース(JOLCO)は、主に飛行機や船舶などの大型設備を対象に、日本のリース会社がこうした高額な資産を海外の利用者にリース(賃貸)する際に用いるスキームです。日本の機体を日本円で購入し、それを海外の航空会社などに賃貸し、リース料を通じて収益を得る構造です。 リース満了後には、海外利用者が資産を買い取るケースや、再リース、日本国内に戻すなどの選択が可能です。投資家やリース会社にとっては、長期的な安定収益や為替ヘッジの効果が期待できる反面、資産の減価償却や為替変動リスクなども伴うため、仕組みの詳細をよく理解することが重要です。

日本証券クリアリング機構

日本証券クリアリング機構(略称:JSCC)は、株式や先物、オプションなどの金融商品の取引後に、売り手と買い手の間で確実に資金や証券が受け渡されるよう調整する役割を担う機関です。これは「決済の安全性」を確保するためにとても重要で、投資家同士が直接やり取りするのではなく、JSCCが一度すべての取引の相手方となることで、取引相手の信用リスクを軽減し、市場全体の安定を支えています。日本取引所グループ(JPX)の傘下にあり、信頼性の高い決済インフラとして金融市場の基盤を形成しています。

のむラップ・ファンド

のむラップ・ファンドは、野村アセットマネジメントが提供する「ラップ型」のバランスファンドシリーズで、5段階のリスク水準(保守型〜積極型)から自分に合った運用スタイルを選べる商品です。設定は2010年3月15日で、2025年3月15日に15周年を迎え、現在では国内株式、外国株式、債券、REITなど約6,000銘柄に分散投資し総額1兆円を超える純資産を有しています。プロによる資産配分の定期的な見直しやリバランスも実施され、初心者でも手軽に多様な資産に安心して投資が始められる設計となっています。

ネット証券

ネット証券とは、主にインターネットを通じて株式や投資信託などの金融商品を売買できる証券会社のことをいいます。従来のように対面で営業員を通じて注文するのではなく、個人投資家が自宅やスマートフォンから直接取引を行えるのが特徴です。これにより、手数料が低く抑えられたり、取引スピードが速くなったりするメリットがあります。 さらに、24時間アクセス可能な取引画面や豊富な情報提供サービスも魅力で、投資初心者から上級者まで幅広く利用されています。一方で、サポートがオンライン中心であるため、自分で情報収集や判断をする力が求められる面もあります。近年では、AIやスマホアプリの進化によって、ネット証券の利便性と人気はますます高まっています。

年間取引報告書

年間取引報告書とは、証券会社がその年における投資家の取引内容をまとめて記載し、年に一度発行する報告書のことをいいます。株式や投資信託、債券などの売買による損益、配当金や分配金の受け取り、源泉徴収された税金の額などが記載されており、確定申告の際に必要な重要な書類です。 特定口座(源泉徴収あり)を利用している場合は、年間取引報告書を提出するだけで、原則として自分で計算することなく申告が完了します。投資家にとっては、年間の収支を把握し、税務処理や今後の投資戦略の見直しに役立てる資料となるため、大切に保管しておく必要があります。

農業継続要件

農業継続要件とは、相続や贈与によって農地などを引き継いだ人が、一定の税制優遇を受けるために満たさなければならない「農業を続ける」という条件のことです。たとえば、「農地等の納税猶予」や「特定贈与税の納税猶予」などの制度を利用するには、相続人や受贈者が引き続き農業に従事し、農地を農業のために使い続ける必要があります。この要件を満たしている間は納税が猶予され、最終的に条件を継続していれば猶予された税金が免除されることもあります。反対に農業をやめたり、農地を手放した場合には、猶予されていた税金を納める義務が生じるため、継続の意思と能力が重要となります。

農地等の納税猶予

農地等の納税猶予とは、農業を営む人が相続や贈与によって農地を取得したとき、その農地を一定期間、引き続き農業に使い続けることを条件に、相続税や贈与税の納税を一時的に猶予できる制度です。この制度は、農業の継続を支援するために設けられており、税金をすぐに納める必要がなくなることで、農業経営が困難になるのを防ぐ役割があります。猶予期間中に農業をやめたり、農地を売却するなどすると猶予された税金を納める必要が出てきますが、一定の条件を満たせば最終的に納税が免除されることもあります。

二次相続

二次相続とは、最初の相続(一次相続)で財産を受け取った配偶者などが亡くなったときに発生する、次の世代への相続のことを指します。たとえば、父親が亡くなった際に母親が相続し、後にその母親が亡くなったときに子どもたちが財産を受け継ぐのが二次相続です。 一次相続と二次相続では、相続人の構成や控除額が異なるため、全体としての相続税負担が大きく変わることがあります。したがって、長期的な視点から財産の分け方や相続税対策を計画することが重要になります。

日本証券アナリスト協会

日本証券アナリスト協会とは、証券や投資の専門知識を持つ人材の育成や、その活動の支援を目的とした団体です。特に「証券アナリスト」と呼ばれる、企業の財務状況や業績を分析して投資判断に役立てる専門家の教育と資格認定を行っています。この協会が主催する「CMA(日本証券アナリスト)」という資格は、金融業界で高く評価されており、資産運用会社や証券会社などで活躍する人が多く取得しています。一般の投資家にとっても、協会が発信するレポートや情報は信頼性が高く、投資判断の参考になります。

入院給付金

入院給付金とは、病気やけがで入院した際に、入院日数に応じて保険会社から受け取れる給付金のことです。一般的には「1日あたり○○円」といった日額で設定されており、公的医療保険の自己負担分や差額ベッド代、生活費の補填などに活用できます。多くの保険商品では、支払開始までの免責日数や1回の入院、通算での支払限度日数が定められているため、保障を選ぶ際はこれらの条件を確認することが大切です。

年間投資枠

年間投資枠とは、つみたてNISAや一般NISAなど非課税制度を利用する際に、その年に非課税で投資できる上限金額を指します。たとえば2024年から始まった新しいNISA制度では、「成長投資枠」で最大240万円、「つみたて投資枠」で最大120万円という年間上限が設定されています。この枠内で購入した投資信託や株式の売却益・配当金は、制度が定める期間中、課税を受けません。 年間投資枠は翌年に繰り越せないため、未使用分は消滅しますが、使い切った場合でも翌年には新たな枠が自動的に付与されます。資産形成を効率化するには、自分の資金計画やリスク許容度に合わせて年間投資枠を無理なく活用し、長期的な非課税メリットと複利効果を最大化することが大切です。

認定NPO法人

認定NPO法人とは、NPO法人の中でも公益性の高さや運営の透明性などが一定基準を満たしていると国税庁長官または都道府県知事に認められた団体です。認定を受けると、寄付者は個人住民税や所得税の優遇措置が適用され、法人寄付についても損金算入枠が拡大されるため、団体は資金を集めやすくなります。同時に、団体自身も信頼性や社会的評価が高まる一方で、毎年度の詳細な活動報告や厳格な会計基準を守り続ける責任が生じます。税制優遇を通じて寄付を促進し、非営利活動の発展を後押しする制度として重要な役割を果たしています。

年金加入記録

年金加入記録とは、公的年金制度に加入してから現在までに納めた保険料や加入期間の履歴をまとめた記録です。この情報を確認することで、自分が将来受け取れる年金額の目安や未納期間の有無を把握できます。正確な記録は老後資金の計画を立てるうえで重要ですので、定期的に確認し、もし記載漏れや誤りがあれば早めに年金事務所へ問い合わせて修正してもらうことが大切です。

ねんきん定期便

ねんきん定期便とは、日本年金機構が毎年1回、すべての年金加入者に対して送付する通知書のことです。この通知には、これまでの年金加入期間や納付状況、将来受け取れる年金の見込額などが記載されており、自分の年金記録を確認できる大切な資料です。 特に35歳、45歳、59歳の節目の年齢には、より詳しい内容が記載された特別バージョンが届きます。自分の年金情報に誤りがないか確認したり、老後の生活設計を考えたりするうえで、非常に役立つ資料です。資産運用やライフプランを立てる際にも、将来受け取れる公的年金の見込み額を把握することは重要な出発点になります。

納税猶予

納税猶予とは、一定の条件を満たすことで、すぐに税金を支払わずに済み、将来にわたって支払いを延期できる制度のことを指します。たとえば、相続税や贈与税において、事業を継続する後継者が自社株式などを引き継いだ場合、その税金の支払いを一定期間猶予してもらえる制度があります。これは、事業の資金繰りを圧迫しないように配慮した措置であり、猶予中は原則として利子税がかかりますが、条件を守り続ければ最終的に免除されることもあります。納税猶予を受けるには、事前の申請や継続的な報告義務などがあり、要件を満たさないと猶予が打ち切られて一括納税が求められることもあるため、制度の正確な理解と計画的な対応が重要です。資産承継や中小企業の経営において、事業の継続性を保つ手段として活用されています。

日本会計基準

日本会計基準とは、日本国内の企業が財務諸表を作成する際に従うべきルールや指針のことを指します。企業の収益や費用、資産や負債などをどのように計上し、報告すべきかを明確にすることで、投資家や債権者などの関係者に対して正確で比較可能な情報を提供することを目的としています。 この基準は主に企業会計基準委員会(ASBJ)によって策定・改訂されており、上場企業から中小企業まで幅広い企業が適用しています。資産運用においては、企業の財務内容を読み解く際にこの基準で作成された情報を使うため、投資判断の基礎となる重要な要素です。

年金事務所

年金事務所とは、日本の公的年金制度に関するさまざまな手続きや相談を受け付ける国の機関です。主に日本年金機構が運営しており、厚生年金や国民年金の加入、保険料の納付、受給に関する手続きや質問に対応しています。会社員や自営業の方、年金をこれから受け取る予定の方など、すべての人が自分の年金に関することを確認したり、相談したりする場所です。 たとえば、「年金をいつからもらえるのか」や「どれくらいの金額になるのか」などの情報を知りたいときには、この年金事務所を訪れることで、詳しい案内を受けることができます。

年金分割

年金分割とは、主に離婚時に夫婦の一方が受け取る厚生年金の記録(報酬比例部分)を、もう一方の配偶者と分け合う制度のことをいいます。専業主婦(または主夫)や収入の少なかった配偶者が、結婚中に働いていた配偶者の年金保険料に間接的に貢献していたことを考慮し、公平に将来の年金受給を調整する目的で設けられています。 この制度には主に2つのタイプがあります。 合意分割:夫婦双方の合意または裁判所の決定によって、婚姻期間中の厚生年金記録を最大で50%まで分割できる制度。 3号分割:2008年以降、配偶者が第3号被保険者(主に専業主婦・主夫)であった場合、自動的に50%を分割できる制度。 年金分割は「年金を現金で渡す」わけではなく、年金受給の基礎となる記録を分けるという制度です。そのため、実際に受け取れる金額は年金の受給開始時に反映されます。 老後の生活設計に大きく関わるため、離婚時の財産分与と並んで重要な話し合いの対象となります。特に長期間の婚姻関係があった場合、年金分割の有無が将来の生活に大きな差を生むことがあります。

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